突然、身内が行方不明になり、手がかりが何一つない状態で、神にもすがる思いで、親戚から勧められた占い師さんに相談することにしました。
その占い師さんはわたしと同じ県の方だったようで、アポを取ってから1週間後~にはお会いできることが出来ました。占い方法はシンプルで、ビー玉?のような小さな玉を何個か使って占ってくれました。その方は透視も出来るそうで、わたしが目を閉じると、少しずつ話を始められました。少し前の話になるので具体的には覚えてはいませんが、直接的なことというより、居なくなった身内からのわたしに対する気持ちなどが多く、印象的だったのは「安心しているから、居なくなった」というお話でした。どうやら居なくなった身内は、「わたしが居なくても皆、大丈夫」と、安堵して出ていったというのです。
確かにお話を聞いていると、納得できることも多く。何故そんなことわかるのか?ということまで、当てられました。まず相談してよかったと思うことは、ひとつの「生きてるかもしれない」という安心感が漠然と得られたことです。さすがに会うまでは半信半疑。若かったわたしには、信じるまでに時間がかかりそうでした。
ただ話してみると違い、普通の女性の方でした。結果、いまだに見つかることはなく、生死も不明の状態で早10年以上が経ちましたが、あのとき相談して良かったと今でも思います。思えば辛く長い時間でした。心がおれたことも何回あるかわかりません。それは今でもあります。でも、居なくなった身内の気持ちを代弁してもらったせいか、それを、信じて今まで頑張ってこれました!きっと大丈夫と、これからも信じます。
あれからその方にはお会いしていないのですが、縁があり嬉しく思います。